この記事では、Excelの参照について解説します。
参照とは、他のセルの値を利用すること。
参照を理解できると、数式や関数をサクサク設定できるようになります。
じゃぱそん(田中 慎也)
株式会社じゃぱそん代表。
- 株式会社東京リーガルマインド(LEC)提供の「MOS365講座(Excel)」講師
- 「最短合格!MOS Word 365徹底演習」(日本能率協会マネジメントセンター様)著者
- 株式会社DIK&Company主催のExcel講座「ExcelCamp」講師
- 自社のWebライティング講座「ライじゃぱ」講師・運営統括
株式会社大塚商会にてエンジニア、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社にてITコンサルタントを経て現職。
前職の経験を活かし、オンラインで講師を務める。ITツール全般、プログラミング、ライティングを得意とする。現場で200名以上にプログラミングを教え、オンライン教育プラットフォーム「Udemy」では2,500名以上に動画講座を提供。
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参照とは
参照とは、他のセルの値を利用することです。
以下のA18のセルは、B10「バナナ」のセルを参照しています。
これは、A18セルが、B10を「参照」しているからです。
参照のやり方
参照のやり方を解説します。
一言で言えば、
「=」を入力して参照したセルをクリックしてEnter |
です。
Excelファイルを使って、実際にやってみましょう。
手を動かすことで、理解が深まります。
演習用のExcelファイルは、以下からダウンロードできます。
https://www.dropbox.com/scl/fi/jttsg39vfcbng0bfklvzk/4.xlsx?rlkey=x7qp4vp7sdoftlj9yu4imxx74&dl=1
(ダウンロードが始まらない方はこちらを開き、ダウンロードボタンを押してください)
A18に、B10の「みかん」を参照してするように設定してみましょう。
1.まずは、A18のセルをクリックしてください。
2.他のセルを参照するために、半角の「=」を入力します。
=は、半角入力(Aを押したら「a」が入力される)状態で、SHIFTを押しながら0の1つ右のキーです。
「=」を入力したら、そのままB10の「みかん」と入力されたセルをクリックします。
(=入力後、キーボードの入力や、他のセルをクリックなど、別の操作をしてしまうとうまくいきません。)
みかんのセルの周りが点線で囲まれれば、うまく参照できています。
(できなかった場合は、B18セルの内容を消して、1からやり直してみてください)
3.そのままEnterキーを入力して、参照完了です。
B10セルに「みかん」と表示されるはずです。
参照元の値を変えてみる
できたら、試しに、B10のみかんを、バナナなど別の値に書き換えてみましょう。
B10をバナナに書き換えると、B10を参照しているA18も、バナナに変わります。
これは、A18セルが、B10を「参照」しているからです。
無事に参照できたら、A18セルを消して、何回も繰り返してみてください。
「=を入力して、参照先のセルをクリック」する動作を、カラダにしみこませることが重要です。
参照を理解していないと、数式や関数は使いこなせない
参照を理解しないままに、数式や関数を扱おうとすると、間違いなく混乱します。
SUM関数は、選択範囲のセルを合計する関数です。
以下のように記述します。
=SUM(セルの範囲) |
参照を理解しないまま、いきなり入力しようとした場合
・「=」がうまく入力できない・・
・セルを参照させるのって、どうやるんだっけ??
と、SUM関数とは関係のないところでつまづいてしまいます。
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毎日のように使っているのに、きちんと学ばないまま使い続けるのはもったいないです。
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