Excelで別のシートを表示するとき、いちいちマウスでシート名をクリックしていませんか?
キーボードだけでシート間を素早く移動すれば、作業効率が大幅にアップします。
この記事ではExcelのシート間移動をショートカットキーで素早く行う方法を解説します。
マウス操作からの脱却で作業スピードも上がり、見た目もスマートになるので、ぜひマスターしてみましょう。
じゃぱそん(田中 慎也)

株式会社じゃぱそん代表。
- 株式会社東京リーガルマインド(LEC)講師
- 「最短合格!MOS Word 365徹底演習」(JMAM)著者
- 株式会社DIK&Company主催「ExcelCamp」講師
- Webライティング講座「ライじゃぱ」講師・運営統括
エンジニア、ITコンサルタントを経て現職。
前職の経験を活かし、オンラインで講師を務める。
現場で200名以上にプログラミングを教え、Udemyでは3,000名以上に動画講座を提供。
シート間移動は左下2つを押さえながら上下矢印
1. ショートカットキーの基本
シート間を移動する際に使うショートカットキーは以下の通りです。
- Ctrl + PageUp:左(前)のシートへ移動
- Ctrl + PageDown:右(次)のシートへ移動
「Ctrl + PageUp / PageDown」を押すだけで、マウス操作なしにシートを切り替えられます。
2. ノートパソコンなら「左下2つを押さえながら上下矢印キー」
ほとんどのノートパソコンの場合、PageUp / PageDownが上矢印キー・下矢印キーと共用になっており、Fnキーを押しながら入力します。
「どのキーを押すのか」ではなく、「左下のキー2つを押さえながら上矢印・下矢印を押す」と、指の動きで覚えてしまうのがラクです。
実務やMOS試験で大活躍
1. 実務でも頻出のシート移動操作
シート間の移動は、実務でも頻繁に行う操作のひとつです。マウスを使わずショートカットで移動できるようになると、以下のようなメリットがあります。
- 作業スピードの大幅アップ
- 手の移動が最小限になり、疲労軽減
- 画面上のカーソル移動が不要で見た目もスマート
2. MOS試験でも活躍
「MOS (Microsoft Office Specialist) 試験」でも、シート移動が頻繁に登場します。たとえば、以下のような問題が出た場合。
シート「検索」をページプレビューで表示してください |
シート「検索」を開いてから操作する必要があります。試験問題の8割ほどはまずシートの移動が必要になるので、ショートカットキーで素早く移動できると時短になります。
また、MOSの勉強中にショートカットキーでシート間の移動を練習すれば、実務でもバリバリ使いこなせるくらい、操作が身につきます。
フルタイプキーボードでは使い勝手が悪い
フルタイプキーボードの場合、PageUp / PageDownキーが矢印キーから独立しています。指の移動が多くなり、使い勝手が悪いと感じるかもしれません。
また、ノートパソコンのように「Fn(ファンクション)」は不要です。Ctrlとの同時押しで、シート間を移動します。
MOS試験本番における注意点
試験会場ではフルタイプキーボードが多い
MOS試験会場では、フルタイプキーボードが用意されていることが多いです。
普段ノートPCのFnキー操作に慣れている方は、試験本番で戸惑わないように以下を意識しておきましょう。
実務で使いこなすのが目的なので、本番ではマウスで移動してしまってもOKです。
アクティブウィンドウへの切り替えに注意
MOS試験では、画面下側に問題文やプロジェクトを切り替えるウィンドウが表示されます。
問題の切り替え等のために問題ウィンドウをクリックした直後は、Excelウィンドウがアクティブでない状態になってしまうため、ショートカットキーが反応しません。
問題ウィンドウを操作した直後 に、 Excel画面をクリックしてアクティブに戻す必要がある点に注意しましょう。
まとめ:ショートカットキーでシート移動を習慣化しよう
- Excelシートの移動は「左下2つを押さえながら 上下矢印」
- MOS試験でも頻出:演習で練習すれば身につく
- MOS試験本番ではキーボードの種類・アクティブウィンドウに注意
シート間の移動がスムーズになると、Excel作業全体が効率化されます。MOS試験だけでなく、日頃の業務でも役立つため、ぜひ今日からショートカットキーを積極的に使ってみてください。